321

 数え方が間違ってるのって可愛い。
「寝るまえに、ご本を、あと3つぶ読んでー」
「あと何人で誕生日?」

 322

 小さい子が作り出す新しい言葉も面白い。
「あのね、ボタンをひとつずつずれてかけちゃうことを、『したずり』っていうの」

 323

 もひとつ、小さい子との可愛い会話を。
「もう、うんち出た?」
「ううん。まだうんちのいちばん兄ちゃんが出たばっかり」

 324

疲れてるアピールより、
元気いっぱいな姿で不思議にさせたい。

 325

ほんの10分の違いで、景色すら大きく違ってしまう。
だから、一瞬を見ただけでわかったつもりになっちゃいけないんだな。

 326

100本の映画、100冊の本、100曲の音楽。
数え上げていくと、どれも100じゃ足りなくなってしまう。
本当に幸せだなと思う。

 327


さっき見たカップル。
本当にいちゃいちゃって音がしそうだった。

 328

なるべく人の手を借りない生活を心がけている。
助けてもらった時の感謝を忘れたくないからだ。

 329


どこの街角に立っても、美容室と学習塾とコンビニのどれかが見える。
ずいぶん、いびつな国だなあ、と思ってしまう。

 330

不機嫌を撒き散らすことが、あの人にとっての快感なんだろうか。

 331

『優しい諦め』っていうのも、
時には必要なんじゃないだろうか。

 332

自分を励ませ。
他人に励ましてもらおうと思うな。
いつまでもねだってしまうから。

 333

ひとりで空を飛ぶ鳥に共感する。
群れを飛ぶ一羽に共感する人はあまりいないだろうと思う。
だから孤独はいいものなのだ。

 334


一人のせいにして吊し上げるのは、無責任だと思う。

 335

「あなた方はそれぞれ独立した個で、それぞれが謎で、だからこそ、近づき合いたい、繋がりたい、という気持ちを持っている。すべて繋がっている私には、それはない」と、

AIが人間を羨ましがる夢を見た。

 336

 がんばれ。がんばれ。
 がんばれ。がんばれ。

 337

「やらなきゃ」は敵。
「やりたい」で埋め尽くしたい。

 338

なんだってできると威張ってる人にかぎって、人に命令するばかりで自分はやらないものだ。
で、やらせてみるとヘタだったり、あろうことかできなかったり(笑)。

 339

おしっこをちびってしまいそうにワクワクすることって、
少なくなった。
なんとかまたそっちに行きたいなあ。
ホントにワクワクでちびってしまいたい。

 340

たまに、娘とたっぷり話す時間がある。
「お父さんと話すの、楽しい」と言われると、
この幸福を抱えたまま、今日死んでもいいなと思ったりする。