101

ケータイの新しい機能を考えた。
「冬はぽかぽか、夏はひんやりするケータイ」
どう?だれか、採用してくれないだろうか。

102

ロシアとかフィンランドって、便器の位置が異常に高い。
 男子用のアサガオなんて、身長178cmある僕でもちょっと不安で、
 思わずションベン小僧みたいに身体をそらせてしたくなるぐらい。
 大の方だって、ヘタすると踵が床に着かなくて、ふんばれない。
 子供はどうすんだって思う。
 ああいう国は、おまるが充実しているのだろうか。

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    おみくじ、一割引。
 

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 数のたとえって面白い。東京ドーム何個分とか、人間の年齢で言うと何才とか、兵隊さんの位で言うと(これはちょっと違うか)とか、そういうの。聞くと、その時はへぇ〜っとか思うけど、たいがい、ただ面白いだけで、別に、前よりよく分かるようにはなってない(笑)。
 僕のお気に入りは、友人から教えてもらった、「人間の原価」っていうヤツ。
『肉体を物質として見た場合、その内訳は、 脂肪は石鹸7コ分、炭素は鉛筆の芯9000本分、鉄分が五寸釘1本分、リンがマッチの頭2200コ分』
というもの。 全部あわせると 人間の原価は5000円ぐらい らしい。
 これ、「マッチの頭」というたとえが、秀逸で好き。

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駅前の売店で崎陽軒のシュウマイを買ったら、
「いつもありがとうございますー」と言われた。
確かによく買ってるんだけど。あはは。
「あそこんちは、ホントにシュウマイ好きねー」
とか、言われてるのだろうか。

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芸術って、
自分ではない人の目や心で世界を見る喜び、
じゃないだろうか。

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ファンタを持って、全力で走る少年を見た。
 それも両手にひとつずつ。あんまり一生懸命走るんで、
 胸どころかお腹からぜいぜい息が出ちゃってる。
 たぶんお母さんに頼み込んで、買うお金をもらったんだ。
 一刻も早く家に持って帰って飲みたいんだろうけど、
 吹きこぼれないか心配。

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 心配すること以外に何もしてあげられない時がある。
 しかし、心配して、それが何かの役に立てばいいのだが、
 心配している時間というのは、心配する相手の人にとって、
 具体的にはなんの役にも立たない。
 自分の中だけのことだし、なのにひどくエネルギーを使う。
 おまけに、止められないわ、他のことが手につかないわ。
 しまいには、心配している自分に腹が立つ。
くや しいけど、心配って、無駄だ(笑)。

109

  七夕の短冊。
    今年はその中に、
 「michael jackson 生きかえってください」
       というのが。

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  アリを見ている。
  いつまでも飽きることなく、まるで子供の頃のように、ずっと。
  しかし、子供の時とは違う感慨を持って。
 

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大人はなぜ、子供が泣くまで、からかうのだろう。
それが分からない僕は、いまだに子供だということなのだろうか。

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 『良い』とか『悪い』って、
    たいがい多数決で決めている。
      だから、『好き』と『嫌い』の方が正しいと思う。

113

 わからないことはわからないと平然と言い、自分なりのやり方でそこにたどり着くから教えてくれなくてもいいと言い放つ、そんな生意気さを持った若者を、久しく見ない。
 コンプレックスとプライドで自意識がぐじゃぐじゃになっている若者ほどうっとおしいものはないけれど、うっとおしいヤツがいないっていうのは、これまた寂しい。

114

「HOPE THIS FINDS YOU WELL AND ALL .
     (君が元気でやっていてくれると嬉しい)」
 レイモンド・カーヴァーが友人に宛てた手紙の多くは、こういう書き出しだったという。
 君が元気でやっていてくれると嬉しい。
 すべての映画や小説や演劇のタイトルは、もしかしたら、このひとつでいいんじゃないかしらと、思うことがある。
 だって、その想いのために作っているのだと思うから。

115

短気を起こさない。
絶望しない。
ゆっくりと悪くなったものは、ゆっくりしか直らない。

116

 俳優の使命は、

 観客の記憶の中の誰かになることである。

117

電車のつり革に小さく刻印された文字、「ミカミ7」。
この刻印を見て、深く頷いたりうっとりしたりする人が、
きっといるんだろうなと思う。

118

吸う人も吸わない人も、(小さい子供も)、


 煙草を吸う仕草をするのは、みんな好き。

119

 自分が人のことを想うほどには、人は自分のことを想っていないのだな、と思う。
 すねているわけではなく、静かに、そう思う。
 でも、どこかから僕を見つめて、同じように感じている人がいるのだろうと思いながら、日々を生きる。

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この世界を作った神という存在があるとしたら、
その素材は何で出来ているのだろう?
それは誰が作ったのだろう?